図書館の後の小さなおせっかい

お掃除の女性が来るので、火曜日の朝は図書館でゆっくりネットを見たり本を読んだりするのが習慣になっている。

その火曜日の朝、実は図書館の一角で9時半から幼児の「おうたとおはなしのじかん」が始まる。結構うるさいけど、一緒に歌いたくなるおなじみの歌や子どもの歓声や拍手などが聞こえ、かわいらしくってにんまりしてしまう。知っている歌になると時々小さくハミングも出てしまう。

今日はそのあとで隣の大きなショッピングセンターに行った。

前を歩いていたわたしより頭ひとつ大きい女性が片手に乳児を抱きリュックをしょって、なおかつ学齢前の小さな女の子の手をひいている。そして、履いているスニーカーの靴ヒモが大きくほどけている。気づいていない。気になる。ええい。
「すみませんすみません、靴ヒモがほどけていて危ないのでわたしが結んでもいいですか?赤ちゃんは抱いたままで大丈夫ですし。そのままそのまま」と言って、すばやくしゃがんで結んであげた。

最初「あ」しか出なかったのはよほどビックリしたのか、すぐに「ありがとうありがとうありがとう」と連発されたので「わたしもそれでころんだことがあるので」と言ってすぐに離れた。だって危ない。ましてや子ども2人連れで両手がふさがっているのだから。

わたしがこういうことをするのは「生まれつきのおせっかい」というのもあるけれど、しなかったらあとで自分が後悔するからなのだ。

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