日本アマゾンで購入した古本の文庫本、フランソワーズ・サガン「優しい関係」。
昔フランスで買って読んで、なんというおしゃれで粋な小説だろうと楽しんだのを覚えている。日本に帰ってから今度は朝吹登水子訳を読んだ。が、仏語版も日本語訳もどこにも見つからない。
仏語の原作はKindleで買って読んだが、どうやらサガンはすでに半分過去に置き忘れられた作家らしく、ペーパーバックさえなかったので、多少高価な買い物になってしまった。
今回は日本にいるので日本アマゾンで朝吹登水子訳を、と思ったらこちらはなんと絶版。仕方なく古本を購入。届いたのは古めかしく薄い茶色になった文庫本。ページをめくるたびにあのころウットリとした守護天使ルイスの雰囲気と主人公との関係に酔う。