リタイヤ生活でふと考える

年を取ることに関して、悲観しているわけではない。
まあまあ健康で、まあまあ生活に困らない程度の蓄えさえあれば、というところか。

一番怖いのは「何に対しても興味が失せる」状態だ。「年を取る」というのは、何でも「めんどくさい」となり、新しいことに手を出さなくなる、あるいは手を出す気がなくなる、だと思う。

わたしはまだやりたいことがたくさんあって、バケットリスト(Bucket List=生涯でやりたいことのリスト)を作っているくらいだけれど、それでも若い頃に比べたら格段に行動力は下がっている。

取り敢えずは「旅行」ということで、今年はバンコクも数回、そしてスイスにも12年ぶりに行く。
バタバタしていて、パースの自宅ですることの半分もできていないけれど、それでも動いていることには変わりない。
「リタイアしたんだから、時間はたっぷりあるでしょう」とはよく言われるが、フルタイムで働いていたころはどうしていたんだろうと思うくらい、なんだか1日が早い。

わたしは段々と仕事量を減らしていって最後はフルタイムの60%で、しかもその週3日のうち2日は在宅勤務だった。いや、忙しいときは夜中まで土日返上だったけど、フルタイムで働いていたときとは比べものにならない。

だから今は楽ちんだ。そりゃほんの少しの頼まれレッスンやら自分のタイ語レッスンやら教育関連ボランティアなどもあるけれど、それほどストレスもないセミリタイアメント生活。
些細なことだけれど、夜ふかしなどを気にせずに本を一気読みしたり映画をストリーミングで2本観ちゃったりできるのも楽しい。

写真はパース自宅庭に咲くカニサボテン(Zigo Cactus)。冬に咲く花はこれしかないので、咲き始めると嬉しい。

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