ネットで見た「見た過ぎる」とはどういう意味なのかしばらく考えてしまったが、「見たい」と「過ぎる」の合体語だった。新しい使い方なのか。
「過ぎる」は「暑すぎる」「高すぎる」「見すぎる」など形容詞と動詞の接尾語で、本来「否定の意味あい」を持っていたが、現在では単なる強調ぐらいの意味で使われるらしい。例えば「楽しすぎる」「かわいすぎる」「うれしすぎる」など。
これをどうしても動詞に使いたいひとたちが始めたのだろうが、「動詞+たい」に「すぎる」を足したらしい。つまり「い」で終わる形容詞と同じ使い方を真似したとも言える。
「見た過ぎる」が使えるならば、「行きた過ぎる」「食べた過ぎる」「読みた過ぎる」「遊びた過ぎる」もいいのだろうか。うーむ。
あまりにも(それこそ)ぎこちなさすぎて、わたしには使えないと思う。
と思ったら、つい最近開いた「日本人アシスタントの勉強会」で、若いアシスタントさんたちが「見たすぎる」を普通に使うと言っていたので、やはりわたしの日本語が古いのだろう。