父の二十三回忌と久しぶりの焼鳥屋「はちな」

墓地のある小さな別院にて、父の二十三回忌の法事。今回はトランクルームの片づけとこの法事のために一時帰国したようなものだ。父が亡くなったのは1998年だから、ずいぶん昔のような気がする。

母の姉、つまりわたしの伯母夫婦とはいつも仲が良くて、伯父が2週間先にやはり肝臓がんで亡くなり、その後を追うようにして父が胆管がんで亡くなった。「こんなところまで仲良しじゃなくてもいいのにね」と母と伯母が泣いた。

その伯母も認知症で数年施設で暮らしたあとに亡くなった。

母たち三人姉妹はとても仲が良くて、墓も順番に3つ並んでいるくらいだ。だから、墓参りに行くといつでも3つの墓をそれぞれ掃除して花と水を供える。それでも、わたしたちきょうだいだって年を取ってきた。このあと一体墓はどうなるのかと、「墓じまい」の話も出るようになった今日このごろだ。

いつも親戚と法事があると「精進落とし」で訪れる寿司屋が、運悪く定休日で閉まっている。
そんなわけで、それじゃあ昼ご飯というより夜の焼き鳥で一杯としようと、久しぶりに焼鳥屋の「はちな」に行った。

小さな店だが、コロナ以前は1人お給仕のお兄さんがいた店だ。今はオーナーだけが、洗い物から酒と焼鳥の準備まで1人でがんばっている。何年も行っていなかったわたしたちのことを覚えてくれていた。嬉しい。母もよく連れていって、車椅子の置き場所をつくってくれたし、たくさんの焼鳥と酒を次々と頼んでバリバリ食べて飲んで、しかも1時間ぐらいでさっと帰る。皆江戸っ子のセッカチなんでねぇ。

皆思い思いの焼鳥部位を塩かタレで。ここはサラダも美味しい。ドレッシングも買えるんだけど、荷物が多すぎて持っていけない…。
次の一時帰国でまた行きたいと思っている。

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