ミュージカル「Tina The Musical」を観る

今日はミュージカル「TINA the musical」を観に行ってきた。Tina Turnerの波乱万丈人生を彼女のヒット曲で綴ったミュージカルだ。

第一部のほうはティナ・ターナーの生い立ちから悲劇的な結婚の話でどうも気が滅入ったし、少々中だるみがあったのだが、後半がすごかった。何しろ彼女が独り立ちしてからのヒットが満載、そして最後はもうコンサートになってしまったくらい。前の方のひとたちは(わたしも含めて)総立ちで踊ったり手拍子をしたり。

わたしたちの席は前から2番目だったもので、汗さえ飛んできそうな近さ。最後のProud Maryなんかもうあっけにとられて手拍子も忘れるくらいの迫力だった。いやーもうなんという熱気。

実はわたしはまだチューリッヒに住んでいたときにティナ・ターナーのコンサートに行っている。1990年代だったか、その迫力は今もはっきりと覚えている。彼女の足の美しさとその独特のステップも。

今回のティナ役のオーストラリア人ミュージカル俳優Ruva Ngwenyaにも喝采を送りたい。なにしろ主役として歌がずばぬけて上手いし、まるでティナ・ターナーが乗り移ったようだった。

公演は8時からだったので、軽い食事と白ワインを会場のCrown Plaza Hotelのロビーラウンジで。お気に入りのシーフード盛り合わせだ。ワインは2019 Juniper Three Fields Semillon Sauvignon Blanc。シーフード盛り合わせはスモークサーモン、生牡蠣、大きな茹で海老、ソフトクラブとイカと魚の揚げ物。ライブの静かなジャズソングとピアノ演奏を聴きながら、ロビーを行き交うひとたちを眺めながら、おしゃべりと美味しいシーフードに舌鼓をうった。

今晩はちょっと肌寒いので、あまり気を入れたおしゃれではなく、ワンピースと麻のジャケットで少しカジュアルな雰囲気にした。

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